引っ越しや出張が続いても、同じ環境で勉強を続けたい。そう考える社会人や受験生にとって、全国に店舗があるチェーン型の自習室は有力な選択肢です。この記事では、公式サイトの情報をもとに、全国の主要な自習室チェーン6社を比較します。

取り上げるのは、BIZcomfort、勉強カフェ、アレイ自習室、FEEEP、コインスペース、アイデスクの6ブランドです。

料金・店舗数・営業時間・個室の有無・会員交流の有無・女性専用席の有無という6つの観点で比べ、受験勉強で毎日使いたい方、仕事帰りに資格学習をしたい方、出張先でも同じ環境を使いたい方など、目的別に合うチェーンを見つけやすい形で整理します。

  • チェーン型は店舗ごとに料金や設備の基準がそろっているため、初めて行く店舗でも勝手が分かりやすいのが利点です
  • 比べる観点の優先順位は勉強の目的で変わるので、自分の使い方に近い項目から確認すると選びやすくなります
  • BIZcomfortは店舗数が多く全拠点を使えるプランがあり、勉強カフェは会員交流のイベントに特色があります
  • アレイ自習室は都内中心で全店が24時間営業と女性専用席に対応し、FEEEPは15分単位の時間課金で短時間利用に向きます
  • 毎日通うなら月額固定、月に数回なら時間課金と、通う頻度や移動範囲、必要な設備から選び分けられます

本記事で紹介する料金・店舗数・営業時間・設備・プラン内容は、2026年Q2時点で各チェーンの公式サイトを確認した情報がもとになっています。キャンペーンや入会金、最低契約期間、店舗ごとのプラン、女性専用席の有無は時期や店舗によって異なるため、契約前には必ず公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。

目次

  1. チェーン型の自習室を選ぶ意味
  2. 主要観点の見かた
  3. 6ブランドの比較表
  4. BIZcomfort(ビズコンフォート)
  5. 勉強カフェ
  6. アレイ自習室
  7. FEEEP(フィープ)
  8. アイデスク
  9. 目的別に合うチェーン
  10. まとめと選び方の手順
  11. よくある質問
  12. 参考サイト・出典

01チェーン型の自習室を選ぶ意味

チェーン型の自習室とは、同じブランドが複数の店舗を運営しており、料金プランや設備の基準が店舗間で揃えられている自習室を指します。個人経営の自習室と比べると、初めて訪れる店舗でも勝手がわかりやすい点が利点です。

社会人の学び直しへの関心が高まるなか、図書館やカフェだけでは静かさやWi-Fi、長時間滞在のしやすさに物足りなさを感じる方も増えています。こうした背景から、有料の自習室やコワーキングスペースの需要が伸びており、全国にチェーンを持つ事業者は、料金や設備の標準化を進めてきました。

内閣府の調査では、学び直しの希望場所として図書館や公民館を挙げる方が多い一方で、静かさやWi-Fi、長時間滞在の自由度を重視する層からは、有料の自習室やコワーキングスペースへの関心が伸びています。全国にチェーンを持つ事業者は、こうした声を受けて、料金や設備の標準化を進めてきました。

チェーン型を選ぶことは、料金や立地だけでなく、勉強を続ける仕組みごと選ぶことに近いと言えます。個人経営の自習室と比べた利点は、店舗が変わっても使い勝手が大きく変わらないことや、運営の品質が保たれやすいことです。次の節では、チェーンを比べる上で重要な観点を紹介します。

02主要観点の見かた

本記事では、料金(月額換算・税込)・店舗数・営業時間・個室の有無・会員交流の有無・女性専用席の有無といった観点で比較します。いずれも公式サイトで公開されている情報で、複数のチェーンを横並びで比べるときに役立ちます。

これらの観点は、勉強の目的によって優先順位が変わります。自分の使い方に近い項目から確認してみてください。

料金は、月額固定の店舗と時間制の店舗で考え方が異なります。月に20時間未満など利用が少ない方は時間制、毎日通う方は月額固定が割安になりやすい傾向があります。

店舗数は、出張や引っ越しが多い方にとって、転居先でも同じブランドを使い続けられるかを左右します。営業時間は、深夜や早朝に勉強する方にとって重要な判断材料です。

個室の有無は、Web会議や音読、動画教材の視聴などに影響します。会員交流の有無は、勉強仲間と励まし合いながら続けたい方にとって意味を持ちます。女性専用席の有無は、女性が安心して長時間勉強できる環境かどうかに関わります。

店舗数と営業時間は、単に多さや長さだけで決まるものではありません。自宅・職場・学校からの距離が近いほうが、勉強を続けやすい傾向があります。例えば、24時間営業でも自宅から30分以上かかる店舗より、22時に閉まっても徒歩5分で通える店舗のほうが、結果的に通い続けやすいこともあります。

次の節では、これらの観点を一覧でまとめた比較表を紹介し、その後で6つのブランドを個別に解説します。

036ブランドの比較表

下の表は、2026年5月時点の公式サイトの情報をもとにした目安です。料金は代表的なプランの範囲を併記し、店舗数や営業時間は本部の記載に準じています。チェーンごとにプラン名や課金の単位が異なる点にご注意ください。

表1: 全国チェーン6ブランドの料金・店舗数・営業時間・個室・会員交流・女性専用席の主要観点比較(2026年5月時点の公式サイト情報をもとに作成)

表からも分かるように、店舗数ではBIZcomfortが特に多くなっています。地域に密着するアレイ自習室など、それぞれに特徴があります。料金は単純に比べにくく、時間課金のFEEEPやコインスペースは、月額固定の店舗とは性質が異なります。

24時間営業は、BIZcomfort・アレイ自習室・FEEEP・アイデスクの4社が対応しています。夜間や早朝に勉強したい方は、この4社からまず検討するとよさそうです。勉強カフェは店舗ごとに営業時間が異なり、コインスペースは朝から夜まで営業している店舗が多く見られます。個室を備える店舗があるのはBIZcomfort・FEEEP・アイデスクの3社です。女性専用席は、アレイ自習室が全店舗に、アイデスクが一部店舗に用意されています。

04BIZcomfort(ビズコンフォート)

BIZcomfortは、全国に多くの店舗を展開するコワーキング寄りの自習室チェーンです。毎日使えるプランは月額1万円台が中心で、全拠点を利用できるプランも用意されており、転勤や出張が多い方に向いています。

BIZcomfort(ビズコンフォート)

料金は、毎日プランが月額13,200円から17,600円までの店舗別設定で、入会金は2,200円です。全国の店舗を1契約で行き来できる全拠点プランもあり、東京と大阪を月2回以上往復するような使い方では、費用を抑えやすくなります。1時間単位のドロップインにも対応し、月数回だけ立ち寄りたい方にも使いやすい料金体系です。土日祝のみ利用するライトプランや固定席プラン、個室プランも店舗ごとに設けられています。

Wi-Fi・電源・フリードリンク・複合機などは多くの店舗で揃っており、初めて訪れる店舗でも使い勝手が変わらない安心感があります。個室や会議室は店舗ごとに有無が分かれるため、Web会議を頻繁に行う方は、事前に対象店舗を確認しておくと安心です。東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台などの主要都市に複数店舗が並びます。首都圏では西新井・金町・池袋・新宿といった通勤帰りに寄りやすい駅前にも店舗を構えています。出張先や転居先で同じ環境で作業を続けたい方に向いている全国チェーンです。

05勉強カフェ

勉強カフェは、全国に多くのスタジオを展開する社会人向けの学び場ブランドです。長年の運営実績があり、月会費制でラウンジと集中エリアを使い分ける運営が定着しています。会員同士の読書会やイベントが各スタジオで開かれている点が、他のチェーンにはない特徴です。

料金は主に3段階のプランがあり、朝6時から13時に使えるモーニングプランが月額5,478円です。デイタイムが月額8,778円、毎日使えるレギュラープランが月額11,968円となっています(東京・両国スタジオの例)。入会金は11,000円で、別途登録料がかかります。

毎日通うレギュラープランでも月12,000円以下に収まります。会員交流やイベントの参加価値を含めると、純粋な自習室と比べても割安に感じられるかもしれません。出社前の朝1〜2時間だけ集中したい方には、モーニングプランが使いやすいプランです。

全席にWi-Fiと電源が用意され、フリードリンクと会員ラウンジを使えます。読書会や勉強仲間との交流イベントが定期的に開かれており、社会人の学び直しを続ける場としての特色が強い施設です。個室は基本的に設けられていませんが、Web会議用の通話ブースを置いている店舗もあります。

東京・横浜・名古屋・大阪・京都・福岡・札幌・那覇・宮崎・高松・高岡などの主要都市に店舗があります。地方都市にも店舗展開を進めているブランドです。学習仲間と励まし合いながら勉強を続けたい社会人に向いています。

06アレイ自習室

アレイ自習室は、東京23区と三鷹を中心に十数店舗を展開する都内特化型の自習室チェーンです。全店舗が24時間営業で、女性専用席も全店舗に用意されています。私語禁止のサイレント環境が一貫しており、長時間集中して勉強したい方に向いています。

料金は、自由席が月額7,800円、指定席が月額12,800円、ワイド指定席が月額14,000円の段階的な設定です。入会金は無料で、初期費用を抑えて始められます。Wi-Fiは月額1,000円、ロッカーは月額600円のオプションで、必要な分だけを選んで使えます。都内同価格帯の自習室と比べると指定席プランの料金が手頃で、毎日固定の席を確保して長期戦の試験勉強をしたい方に選ばれています。

全席に電源が用意され、カードキー方式の入退室で深夜帯の一人利用にも対応しています。私語禁止のサイレント運営を徹底しているため、コワーキング型のような会話が気になる方に合います。三鷹・池尻大橋・笹塚・経堂・練馬といった山手線外側の住宅街にも出店しており、自宅から徒歩や自転車で通いやすい立地も特徴です。新宿・渋谷・池袋・上野などのターミナル駅から1〜2駅という店舗が多く、通勤や通学の帰りに立ち寄りやすい立地です。都内で女性専用席や24時間営業を月額1万円台で使いたい方にとって、検討しやすい選択肢です。

07FEEEP(フィープ)

FEEEPは、東京都内を中心に十数店舗を展開する15分単位の時間課金特化型ブランドです。入会費・年会費が無料で、アプリで簡単に予約してから来店できる手軽さが特徴です。月額固定の縛りを避け、必要なときだけ短時間で使いたい方に向いています。

FEEEP(フィープ)

料金は15分125円(C席)・15分250円(PS席)などの段階制で、月額固定プランは原則として設けられていません。入会費・年会費が無料のため、月数回利用や1回1〜2時間の単発利用では費用を抑えやすくなります。月20時間程度の利用なら1万円前後に収まり、月額1万円台の固定型と近い価格帯になります。Web会議1コマだけ静かな個室を使いたい、夜行バスまでの数時間だけ作業したい、といった限定した使い方にも向いています。

全席にWi-Fiと電源があり、フリードリンクも用意されています。Web会議や音読に対応する個室ブース・半個室席・グループ席が席種ごとに分かれており、用途に合わせて席を選べます。アプリで30秒予約できるため、空き状況を確認してから店舗に向かえる点が便利です。池袋・上野・銀座・飯田橋・神田岩本町(秋葉原)・新宿・渋谷など、JR山手線と東京メトロ主要駅の徒歩2〜5分圏に並んでいます。出張の合間や仕事帰りに、Web会議用の個室を1時間だけ確保したい方に向いています。

08コインスペース

コインスペースは、短時間から利用できる自習室・コワーキングスペースです。会員登録不要で、東京・横浜の駅前店舗を予約なしで利用できます。自習室コンパスにも、複数の店舗が掲載されています。

料金は時間制が基本で、12分100円から利用できます。渋谷マークシティ店の場合、時間帯ごとの上限金額が設定されており、9時から12時は最大500円、12時から19時は最大1,500円、19時から23時は最大1,000円です。月額プランもあり、単店プラン(月額14,300円)や全店舗共通プラン(月額16,500円)も選べます。

主な店舗は、渋谷マークシティ・公園通り・上野・池袋・横浜駅前など、ターミナル駅の商業ビル内に集まっています。会員交流イベントは少なめで、静かな個別ブースよりは、Wi-Fi・電源・テーブル席をすぐ使いたい方に向いているブランドです。使った時間だけ料金を払う仕組みで、スポット利用や1日だけ集中したい方から、月額で定期利用したい方まで幅広く対応しています。

09アイデスク

アイデスクは、横浜・関内・青葉台・新宿・札幌・大阪・福岡などに複数の店舗を持つ24時間営業の自習室ブランドです。月額10,000円の自由席プランを基本に、12ヶ月前払いや両店舗利用のプランなども用意されており、複数駅を行き来する社会人に向いています。

料金は、24時間自由席プランが月額10,000円が基本です。12ヶ月前払いにすると月額8,000円相当まで下がります。両店舗を1契約で利用できるプランは月額15,000円です。

横浜西区・関内・青葉台を行き来する方にとって便利なプランです。入会金は店舗ごとに5,000円から10,000円程度の設定で、自治体や立地によって金額が異なります。1日体験プランや月単位の試用も用意されており、本契約の前に環境を確かめてから決めたい方にも対応しています。

Wi-Fi・電源・フリードリンクが標準で揃い、24時間営業のサイレント自習室として運営されています。席間のパーテーションや遮音性に配慮した内装で、私語禁止の静かな環境が保たれています。横浜・関内・青葉台の店舗にはキッチンや自販機を備えるところもあり、長時間滞在の快適さに配慮されています。女性専用席や個室の有無は店舗別のため、必要な方は事前に公式サイトで確認すると安心です。横浜・神奈川エリアで24時間営業の月額1万円前後の自習室を求める社会人・大学院生に向いています。

10目的別に合うチェーン

勉強の目的が変わると、合うチェーンも少しずつ変わります。本記事で紹介した6ブランドをどのように選び分けるか、4つのよくある目的に分けて紹介します。自分の使い方に近いものから読んでみてください。

目的別に合うチェーン

静かに長時間集中したい方には、アレイ自習室やアイデスクなどが候補になります。いずれも私語が禁止された静かな環境で、コワーキング型のような会話が気になる方に向いています。

Web会議や個室を使いたい社会人の方には、BIZcomfortとFEEEPが選ばれやすいです。BIZcomfortは個室や会議室を持つ店舗が多く、全国を1契約でカバーできる全拠点プランがあります。FEEEPは15分125円から個室ブースを使えるため、月数回の利用なら月額固定よりも割安です。

転勤や出張で全国を移動する方には、BIZcomfortが選ばれやすいです。店舗数が多く、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台などの主要都市と地方都市を1契約でカバーできます。アイデスクも横浜・新宿・札幌・大阪・福岡などに店舗があり、両店舗利用プラン(月額15,000円)で系列の店舗を行き来できます。

毎月の費用を1万円以下に抑えたい方には、勉強カフェのモーニングプラン(月額5,478円)や、アレイ自習室の自由席(月額7,800円)が選びやすいです。FEEEPは時間課金のため、月10時間程度の利用なら2,000円程度に収まります。使う頻度が決まっていない方は、まず時間制から始めてみる選び方もあります。

11まとめと選び方の手順

本記事では、全国に店舗のある自習室チェーン6ブランドを、料金・店舗数・営業時間・個室・会員交流・女性専用席の観点で比較しました。6ブランドそれぞれに特徴があり、自分の勉強の目的によって合うチェーンが変わります。迷ったときは、次の3つを順に確認してみてください。

1つ目は、月にどのくらい使う予定があるかを見積もることです。毎日通うなら、月額固定プランを用意しているBIZcomfort・勉強カフェ・アレイ自習室・アイデスクが経済的です。月数回しか使わないなら、時間課金のコインスペースやFEEEPが向いています。特にFEEEPはアプリで手軽に予約できるため、急な利用にも対応しやすいです。

2つ目は、勉強する場所と移動範囲を確認することです。全国を移動する方ならBIZcomfort、都内で女性専用席を使いたいならアレイ自習室が向いています。横浜・神奈川エリアならアイデスクが選ばれやすいです。勉強カフェは全国の主要都市に出店しており、社会人の学び直しを続けたい方に向いています。

3つ目は、必要な設備を確認することです。Web会議用の個室があるのはBIZcomfortとFEEEPです。女性専用席があるのはアレイ自習室と一部のアイデスク店舗です。会員同士の交流イベントを求めるなら勉強カフェが向いています。サイレント環境を最優先するなら、アレイ自習室などが選びやすいです。

迷ったときは、2社・2店舗の見学を比べるところから始めるのが現実的です。多くのチェーンが1ヶ月単位で契約を変更できるプランを用意しているため、初月は試しに使ってみる感覚で始め、2ヶ月目から本契約と席種を決めていく流れも考えられます。契約前には各チェーンの公式サイトで、最新の料金・営業時間・席数・店舗別プランを必ずご確認ください。本記事の数値は2026年5月時点の目安であり、キャンペーンや入会金は時期によって異なります。

全国チェーンと地域単店舗の組み合わせから、自分の生活動線に合う自習室を比較できます。

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12よくある質問

この記事に関連して、よく寄せられる質問をまとめました。24時間営業や女性専用席、月額1万円以下で使えるチェーン、全国を移動する場合の1契約利用について、それぞれ回答します。気になる項目から読んでみてください。

Q1. 24時間営業のチェーンはどこですか?

A. BIZcomfort・アレイ自習室・FEEEP・アイデスクの4社が対応しています。深夜や早朝の利用を予定している方は、入退室の方法や防犯カメラの有無も公式サイトで確認しておくと安心です。

Q2. 女性専用席のあるチェーンはどこですか?

A. アレイ自習室が全店舗に用意しています。アイデスクは一部店舗に女性専用席があります。勉強カフェはコワーキング型でスタッフが在席する店舗が多く、心理的な安心感を重視する方にも合う場合があります。

Q3. 月額1万円以下で使えるチェーンはありますか?

A. 勉強カフェのモーニング(月額5,478円)、アレイ自習室の自由席(月額7,800円)が候補になります。FEEEPは15分125円の時間課金で、月数時間の利用なら1,000円台で済みます。

Q4. 全国を移動する場合に1契約で使えるチェーンはありますか?

A. BIZcomfortの全拠点プラン(月額22,000円から)が代表的です。東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台などの主要都市と地方都市を1契約で使えます。アイデスクの両店舗利用プラン(月額15,000円)は系列の2店舗を1契約で使えます。

13参考サイト・出典